一般社団法人池田市薬剤師会

ちょっといい話

薬をお飲みの患者様へ。


飲食物、嗜好品と薬の【のみ合わせ】について。
お薬を服用中に、他の薬も服用する必要が 生じた時、 医師または薬剤師に、「一緒に飲んでも大丈夫でしょうか。」 と、質問されるでしょう。
飲食物、嗜好品も薬の効果を弱めたり、強めたりするものがあります。 代表的な例を示します。

降圧剤(カルシウム拮抗剤)とグレープフルーツジュース

降圧剤(カルシウム拮抗剤)をグレープフルーツジュースで飲まない様に注意を受けておられる方も有るでしょう。グレープフルーツジュスの成分が影響して、過度に血圧を下げるからです。

アルコールと薬

アルコールについては、多種の薬について影響する事がわかっています。
例えば、睡眠鎮静剤、抗不安剤、抗てんかん剤等の作用を強めるので、アルコールで、服用しない様にしましょう。

お茶(タンニン酸)と鉄剤

お茶やコーヒーと徐放性鉄剤は、以前とは違い、今では、一緒に飲んでも差し支えないと考えられていますが、なるべく水、お白湯で服用する様にしましょう。

薬の服用時間について

薬と飲食物は、影響を受けているにもかかわらず、薬の飲む時間は、食後と指示されている事が多いです。
これは、飲む時間を食事にあわせる事により服用時間を守りやすくするためです。さらに食後にする事で、胃粘膜を痛めにくくなります。

薬と飲食物、嗜好品の【飲み合わせ】についてまだ分かっていない部分も多くありますので、薬を服用中は、同じ飲食物、嗜好品を大量に取る事は、避けましょう。
また服用中の薬についての飲食物、嗜好品との【飲み合わせ】については、かかりつけ薬局にご相談下さい。
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